BOOKENDS THEME/サイモンとガーファンクル

当ブログの1月15日に「冬の散歩道/サイモンとガーファンクル」というタイトルで書いていおりますが、曲の入っているアルバムBOOKENDSの中には他にも、「MRS. ROBINSON」をはじめ印象に残る曲がさまざまに入っていますね。                      その中で、忘れがたく心に残りつづけるのではないか、と思える人の人生にしずかに語りかけているようなBOOKENDS THEMEの言葉、その曲、その深く余韻を残す音楽的表現。いまそのような形のものを残した当時の彼らの若さを思うと、すぐれた才能であったことを改めて思わされて。

BOOKENDS THEME

Time it was,

And what a time it was,

It was . . . . .

A time of innocence.

A time of confidences.

Long ago. . . .It must be. . . .

I have a photograph.

Preserve your memories,

They're all that's left you.

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詩作品  顔

12as

どの曲がり角

あるいは平原で見たのか

探り出そうとする

そこを外すわけにはいかない

手を淵に向けて差し込もうとする

どこを開いても場面を超えて

影に段差はない

奥へと沈んでいこうとする

平面なので

動きはとれないのである

時間はどちらに向けても滑る

空は見ていながら知らぬ顔をする

訳はなかなか見えてこない

それゆえ一個の重石を選ぶ

忽ちにして底が抜けて道が見えなくなる

僅かな手掛かりもおそらくはない

とうに消失していて

微笑ませるのは苦しい

食い下がることを選ぶ

撹乱された言葉並べる

伝えたいことおそらくは山ほど

だがてっぺんだから見えるわけではない

辺りを長々と辿る

シンプルな一言など下る

白と黒の真ん中に

延々と浮かぶ

                              from Six Poems No.12   2007

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アポリネールの、ミラボー橋

ギヨーム・アポリネール(1880-1918)の詩集「アルコール」(1913年刊)。             読んでいたのは、はるか昔というようなことになるけれども、深く記憶に残る。その最初にある彼の代表作「地帯」。その中の次のような詩行。

君は焼けつくようなこの酒精を君の生命のように飲む                       焼酎のように君が飲む君の生命

酒精に、アルコールのルビ。堀口大学の訳。                            たまたま図書館から借りた詩人たちの紹介、解説の並ぶフランス詩の本。その中のアポリネールの欄にあった作品が「ミラボー橋」。それを見てすぐに、自身が諳んじているミラボー橋、訳のものでありながらミラボー橋としてそれ以外にはありえないと思っていたそれと全く別のものであることが分かって、ショックを覚えたのである。訳者が別。その訳は、申し訳ないけれども印象としてぎこちなく、つかえてスムーズに流れない詩語のつながりを感じさせた。これは全然別の詩、と思わずにはいられなかったというのが、その時の実感。もちろん翻訳である。絶対にこれ、という訳があるというわけのものではないから、それは訳者によってちがってくることは分かる。でも、これは別の、ミラボー橋に似たところがなくもない別の詩、という感覚は、あとになってもやっぱり変わらない。それだけ、堀口訳がこちらにはしみこんでいる。声に出し、思いをこめてくりかえし読んだのである、むかし。今もこの詩を、限りなく愛している。

     ミラボー橋

ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ

         われらの恋が流れる

     わたしは思い出す

悩みのあとには楽しみが来ると         

          日も暮れよ 鐘も鳴れ                                                                

          月日は流れ わたしは残る

手と手をつなぎ 顔と顔を向け合おう

         こうしていると

   二人の腕の橋の下を

疲れたまなざしの無窮の時が流れる

          日も暮れよ 鐘も鳴れ

          月日は流れ わたしは残る

流れる水のように恋もまた死んでいく

           恋もまた死んでいく

    命ばかりが長く

希望ばかりが大きい

           日も暮れよ 鐘も鳴れ

           月日は流れ わたしは残る

日が去り 月がゆき

           過ぎた時も

   昔の恋も 二度とまた帰ってこない

ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる

            日も暮れよ 鐘も鳴れ

            月日は流れ わたしは残る

行間が正しく表記されていなくて申し訳ありません。ルフラン部分の前後が、一行空きになります。

                                                昔、銀座の銀巴里でも、聴いたものだった。シャンソンで、この、ミラボー橋。

Photo

  

     

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女の子/午後の時間

紳士の向こうの

隣席

母と子

ここには音がないね

女の子の

小さなモグモグ

聞いてみますか 

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